前回放送された、ビフォーアフターは、連棟古民家の再生でした。
実はこのお家の建築中に、見学をさせてもらっています。
女性としても、母としても、
一級建築士としても尊敬している松村先生が
http://www.asj-net.com/architects/data.php?archiID=28066&archiIDsub=1
連棟家屋での耐震工事のあり方に悩む私を、
恩師である石井先生に引き合わせてくれました。
すぐにブログに書きたかったのですが、放送までは守秘義務があり控えていました。
古家屋は、間取りが使いにくく便利な間取りにするためには、抜いて良い柱、抜けない柱、に熟知していなければいけません。
構造計算についての講義は私には難し過ぎてチンプンカンプン、
そこは一級建築士・松村先生におまかせ(笑)
耐震のために、あえて、基礎とガッチリ固定させず、地震の時に、家が横にずれて崩壊させない技、
光を通しながらも、軽く柔軟性があり、強度も高い、ハニカム素材や、ポリカーボネイトの多用、
日本特有の湿度の悩みを解消する調湿性バラスを床下に敷く、
明り取り窓を家全体のバランスを計算して上手く取り入れる所、
古(いにしえ)の職人の技を心から尊敬し、その地に根付く伝統建築をできるだけ採用する等々…
石井先生は、素人の私にもわかるように具体的に一つ一つ、わかりやすく説明してくれました。
日本を代表する古民家再生スペシャリストとして、全国の歴史的建造物を甦らせてきた方に直接教えを頂けるなんて本当に幸せな時間でした。
見学したのは、構造の勉強のためだったので、まだ内部柱が見れる状態でした。
テレビで完成を拝見して、本当に素晴らしい家で感動しました。
不動産業者の私は、古民家を後世に残すために、
実際に住む方と、建築士の先生達、職人の方々との架橋となり、
一件でも多く、日本文化を若い世代に継承したいと心から思いました。
弁天堂にのお家を気に入ってくれて、問合せしてくれる方は、
比較的若い世代が多いです。
和風の家はお年寄りだけの物ではなく、
今や、デザインにこだわり、個性を重要視する次世代の方が良さを感じています。
私に今できる事を一つ一つして、経験を積み、
各分野のスペシャリストに助けて頂きながら、
家族を幸せにする家を残していきたいと思います。